■ 前の子
種類:犬(雑種 中型犬)
性別:オス
飼育期間:15年3か月
■ 新しい子
種類:犬(雑種 大型犬)
性別:オス
前の子を亡くしてから迎えるまでの期間:3か月
飼育期間:14年2か月
目次
新しい子を迎える決断をしたきっかけは何でしたか?
新しい子については消極的でしたが、体調を崩した母を元気づけるという目的もあり、まずは保護犬の施設に見学のつもりで見に行きました。
車を止めて施設を覗いている時から、キャンキャンと元気に鳴いている白い小さい子が目に留まりました。
その子が気になり、そのケージの前に行くとまたキャンキャンと鳴き出しました。
抱っこをするとすぐに鳴き止み、母の服についていたワッペンを舐め始め、離れたくないと言わんばかりでした。
前の子に似ていたからというのもありますが、その姿を見てインスピレーションを感じ、すぐに決めました。
前の子への罪悪感や申し訳なさを感じたことはありますか? それをどのように乗り越えましたか?
罪悪感よりも、心のよりどころを何かに求める気持ちの方が強かったので新しい子を迎えたのだと思います。
新しい子は見た目が似ていたので生まれ変わりなのかな・・と感じることがありました。
ぽっかり空いてしまった心の穴を、新しい子を迎えることによって紛らわそうとしていたのは家族みんな同じでした。
新しい子を愛することについて不安はありましたか? その不安はどのように変化しましたか?
愛することに不安ということはありませんでしたが、15年生活を共にしていた前の子は生活のペースができていたので、15年ぶりの仔犬の行動に面食らうことが多々ありました。
トイレは時間で外に連れ出していたため、新しい子も時間で動くと思ってしまいましたが自分のペースでその場でしてしまうことが多かったです。
新しい子いたずらも多く、机の足、リモコンなど噛んでしまう時期があり、家族全員で対策を試行錯誤したことを覚えています。
改めて「前の子とは別の子なんだ」ということを身に染みて感じましたが、一から生活のペースを作っていくことに、気持ちの切り替えが追い付かなかったという感じでした。
新しい子を迎えて、あなたや家族にどのような変化がありましたか?
やはり、前の子を思い出すことで悲しい気持ちになることは無くなりました。
前の子の晩年は行動がゆっくりになっていて散歩もゆっくり、部屋で遊ぶなんてことはなくなっていました。
新しい子は遊んでほしくて家の中を走り回っていたので、食事中やテレビを見ていても常に気にして過ごすようになり、散歩も家族それぞれが順番に行くようになり生活に活気が出たように思います。
悲しい気持ちになる暇がなかった・・という感じかもしれません。
これから新しい子を迎えようか迷っている読者に向けて、メッセージをお願いします。
新しい子を迎えることは、前の子を忘れることでは決してありません。
生活の中でちょっとした出来事が「前の子に似てるね」「あの子はこんな食べ物が好きだったね」・・など会話の中にも頻繁に出てくるようになります。
そして何より、家族みんなが前向きになっていくので、明るい気持ちになります。
今思うと、前の子のことを乗り越えなければ・・と無意識に忘れようとした感情があったからこそ、辛い気持ちになったのかな・・と思っています。
いい思い出として話題にすることで、前の子もずっと家族の一員でいられると思います。
新しい子を迎えた方の体験談一覧はこちら
我が家は前の子と同じ犬種の子をネットで探してしまっています。顔が似てる、柄が似てる等と前の子の面影ばかりを求めてしまっていて、なかなか前に進むことが出来ていませんが、前の子の時もそうだったように、突然「この子だ!」という瞬間が来ることを期待しているところです。
コメントありがとうございます。
前の子の面影を求めてしまうお気持ち、とてもよくわかります。
温かく、素敵な出会いがありますように、心から願っています。