■ 前の子
ペット:セキセイインコ♂
飼育期間:7年
■ 新しい子
ペット:モカちゃん(文鳥♀)
前の子と別れてから迎えるまでの期間:約3年
飼育期間:1年
目次
新しい子を迎える決断をしたきっかけは何でしたか?
前の子が亡くなった後にペット不可の物件に引越しをしましたが、色々ありその家もすぐに出ることになりました。その次の引越しがきっかけだったように思います。
ペットが飼えないのが引越しの主な理由ではありませんでしたが、ペットのいない生活に耐えられなくなっていたのも事実でしたし、なにより、引越しの前のタイミングで何の気なしに入ったペットショップで今の子に出会い、一目惚れをしたことが大きかったです。
売り場には5~6匹の文鳥がいましたが、どの子よりも全力でアピールして手にすり寄ってきた姿はとても愛らしいものでした。
全てのタイミングが合ってお迎えまで至りましたが、今考えるとあまり深く考えすぎていなかったことも良かったのではないかと思います。
前の子への罪悪感や申し訳なさを感じたことはありますか? それをどのように乗り越えましたか?
前の子への罪悪感や申し訳なさよりは、「可愛い声で鳴いてくれるかな?」「部屋を飛び回ったり手に乗ってきたりしてくれるかな?」という風に新しい子との生活への期待や嬉しさの方が大きかったです。
それは決して前の子の存在を忘れたり気にしていなかったのではなく、「前の子は私たち家族がずっと辛い思いをしている姿を望んでいない」「前の子がもし生きていたとしても新しい子を受け入れてくれていたはず」という思いがあったからです。
前の子のことが大好きだったのと同時に前の子を可愛がっていた日々も大好きだったので、またあの日々に戻れるかもしれないと思うと胸が踊りました。
新しい子を愛することについて不安はありましたか? その不安はどのように変化しましたか?
新しい子を早くお迎えしたいと思う一方で、新しい子を愛することで前の子との記憶や愛情が薄れていってしまうのではないかという不安な思いもありました。
しかし、モカと毎日を過ごしていく中で「前の子の時はこうだったね」という風に話題に出ることが多くなり、その度にどちらの子も愛おしく思い、記憶も愛情も薄れることはありませんでした。
我が家の場合は前と今の子で種類が違いますが、そのことでどちらかに愛情や好みが偏ることもありません。
新しい子を迎えて、あなたや家族にどのような変化がありましたか?
ペットロスには「愛する子を亡くした悲しみ」と「ペットのいない生活への悲しみ」の2つの悲しみの側面があると思います。
しかし新しい子を迎え入れたことで、絶対に無くならない、抜け出せないと思っていた悲しい気持ちが溶けて、明るい気持ちへと変化していきました。
それは心につっかかっていた重たい何かが消えたような感覚でした。
もちろん新しいペットをお迎えしたことで「ペットのいる生活」が改めてスタートしましたし、新しい子と接していく中で前の子の話をしたり写真を見返したりすることが多くなり、ペットロスに苦しんでいた当時よりも前の子への想いが深まっています。
忘れることなんてなく、前の子は心の中でずっとそばに居てくれているんだと安心することができました。
これから新しい子を迎えようとしている読者に向けて、メッセージをお願いします。
亡くなったペットたちはきっと、楽しい日々を過ごしている私たちのことが好きで、ずっと悲しい思いに浸っている私たちをお空から見ては心配で堪らないはずです。
もし新しい子を迎え入れることを迷っている方がいたら、そんな前の子のために、そして自分のために、新しい子との楽しい日々を過ごしてあげてください。
新しい子を迎え入れることは前の子に対する裏切りではありません。
そして、ペットへの愛情や思い出は、上書きされるのではなく新しく作られます。
心の中でずっとそばにいる前の子との思い出に寄り添いながら、新しい子との新しい思い出を作り上げていってください。
新しい子を迎えた方の体験談一覧はこちら
私も大事なインコを去年失い、いまだに思い出しては泣いてしまうような状況にあります。鳥のいない生活はとても空しく、新しい子をお迎えしたいと思いながらも、私が会いたいのはあの子であり新しい子ではないと思ったりして、躊躇しています。でもこちらの記事を読んで、新しい子を迎えたら自分がどうなるか想像ができました。たぶん書かれた方と同じく、その子を通して昔の子を思い出しては、愛が心に留まり続けることを実感できる気がします。少し前向きに考えようかなと思い始めました。
コメントありがとうございます。
新しい出会いが、先代への愛と優しい思い出をより一層深めるきっかけになるかもしれません。
あすかさんの心にまた温かい笑顔が戻ることを願っています。
新しい子を迎えたことで、前の子をもう一度思い出す事は、決して比較しているわけではないんだなと思いました。先代がいたからこそ、今の子もいるんだと繋がりみたいなものを感じました!ペットロスで悩んでいましたが、他の方の前向きな話が聞けて良かったです。
コメントありがとうございます。
本当におっしゃるとおりで、新しい子がいることで、先代の思い出がより一層輝くことと思います。
ゆきのひのうさこさんにも、素敵な出会いが訪れるよう、お祈りしています。
辛いときはまたいらしてくださいね。
私も最近ペットが亡くなって、とても悲しいです。
家の中が静かで、どうすればこの寂しさを埋められるのか分かりません
次の子をお迎えするのも、視野に入れてみようと思いました。
コメントありがとうございます。
ペットを亡くして感じる静けさや寂しさ、本当に辛いですよね。
次の子をお迎えすることを考え始めたとのこと、その気持ちを大切になさってください。
少しずつ心が癒されることを願っています。
いつでも気持ちを吐き出しにいらしてくださいね。