【体験談】迷いが深い人ほど、新しい子を沢山愛することができる。

新しい子を迎えた体験談寄稿者の愛犬。こちらをじっと見つめている様子。

■ 新しい子
ペット:犬(パピヨン♂)
先代ペットを亡くしてから迎えるまでの期間:約3年
飼育期間:9年

 新しい子を迎える決断をしたきっかけは何でしたか?

新しい子を迎えた体験談寄稿者の愛犬。子犬で迎えたばかりの頃の様子。
こいぬの頃の我が子

先代ペットが亡くなり、心身ともに厳しいペットロスが続きました。

いっそ新しい子をお迎えしたいと家族に相談しましたが、「次の子が同じことになるのは耐えられない」「まだ気持ちの整理がつかない」と反対されました。

当時は自分自身も同じことを考えていたため、お迎えには至りませんでした。

ペットロス継続中の中、3年の月日が経ちました。

当時、身内の病気と死を目の前にし、言いしれようもない不安感から大変自分勝手でしたが、思い切り夢中になって愛情をかけられる「ペット」を欲しました。

すでに家族にペットを飼うことに反対するものもいなくなっていたこともあり、突如「犬を飼うから!」と宣言し、強く賛同する娘とともにペットショップやブリーダーさんの元を訪ねました。

「うちの子」はブリーダー家にいました。

それぞれ個性的な5匹の赤ちゃん犬の中ではおとなしめ。

でも気付いたら足元に来てくれている子でした。

そんなところが愛しく感じられ「うちの子」として迎え入れようと思ったのです。

今思えば、そっと私たちを見守ってくれていた、先代ペットと少し雰囲気が似ていたかもしれません。

先代ペットへの罪悪感や申し訳なさを感じたことはありますか? それをどのように乗り越えましたか?

もし最初の「お迎えしたい波」が来た時、自分自身の先代ペットへの複雑な気持ちや、家族の強い反対を押し切って無理に迎えていたらどうだったかと思う時があります。

多分新しい子に罪悪感や申し訳ない思いを抱いたのではないでしょうか。

しかし一度諦めて3年の時を経ると、先代ペットへの思いはさらに落ち着きました。

そんな中、身内の問題での悩みがペットロスの感情を上回ったのかもしれません。

勢いもありましたが、その時がタイミングだったようで、新しい子はすんなり我が家の子供になりました。

新しい子を愛することについて不安はありましたか? その不安はどのように変化しましたか?

比べる不安がなかったかというとウソになります。

私は新しい子を迎える時に条件を作りました。

1.猫ではなく犬であること。

2.毛色はグレー系ではなくブラウン系にすること。

ようするに先代ペットと真逆の子を探しました。

しかし、結局比較はしませんでした。

理由は「見た目」の違いや「犬だから」ということでは無かったと断言します。

お迎えまでに十分すぎるほどの受容の期間を過ごしたことで、家族全員が納得し、待ち望んだ子だったからかと思っています。

それでもつい「うちの子は猫っぽいね」と先代ペットと動きを重ねている時があります。

とても懐かく、そして苦い後悔の思い出も添えて。

新しい子を迎えて、あなたや家族にどのような変化がありましたか?

新しい子を迎えた体験談寄稿者の愛犬。毛布の上で気持ちよさそうに眠っている。
すやすや気持ちよさそう

一番の変化は、先代ペットで後悔したことを繰り返さないようにしていることです。

うちにお迎えしてからとにかく可愛がっています。

そして、「大好きだよ」「大切なんだよ」と毎日伝えています。

不思議なことに今回の子に関しては月日が経つにつれ、さらに愛情が増してきています。

新しい子をお迎えして生活していく中で、私の中ではすでに「最後の時」に向けて決めたことがあります。

1.10歳になったら「しつけ」はおしまい。

2.無理な検査や治療はしない。

3.犬にとってのストレスを与えないようにする。

犬と猫で違うところはありますが、これも先代ペットの後悔から学んだ教訓です。

これから新しい子を迎えようとしている読者に向けて、メッセージをお願いします。

ペットを失い、二度と悲しい思いをしたくないから、と新しい子を諦める方も沢山見てきました。

反対に、1ヵ月ほどで、ペットロスに耐えきれずすぐに新しい子をお迎えした方もいらっしゃいました。

私からすればどちらも正解だと思います。

偏った意見ですが、経験も踏まえた意見を聞いてください。

新しい子をお迎えしたいかたはそんなに迷わないでください。

思い切ってお迎えすることをおすすめしたいです。

迷いが深いということは、新しい子を沢山愛することができる証拠だと思います。

私自身、長い間ペットロスに苦しみましたが、迷ってる時期が長くても何も解決しませんでした。

今、私は新しくお迎えした子と一緒に暮らせてとても幸せです。

「新しい」と言っても、もう9歳ですが(笑)

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4件のコメント

「新しい子をお迎えしたいかたはそんなに迷わないでください。
思い切ってお迎えすることをおすすめしたいです。」という言葉が衝撃でした。
私はペットが亡くなってから9年程経ち、自分の子供も成長し、子供から「犬が欲しい」や「猫が欲しい」と言われたり道端で犬を見るとまたペットが欲しいなと思い、悩みますが、過去のペットに対しての罪悪感から飼おうと決断出来ずにいます。
この体験談を読んで、思いきってお迎えするか、心が揺らぎました。

コメントありがとうございます。
体験談が少しでも心に響いたようで嬉しく思います。
亡くなったペットに対する罪悪感は簡単には消えないものですが、新しい子を迎えることは決して裏切りではなく、新たな愛情を注ぐチャンスでもあります。
ご自身のペースでゆっくりと考えてみてくださいね。
応援しています。

7月に生き甲斐だった大切な愛猫を亡くし、一人と一匹の生活だったので、亡くなってからは毎日寂しくて仕方ありません。
仕事している間も頭から離れず、帰るといない事に絶望し、休日なんて一日中辛くて遺骨を抱いて泣いてしまいます。
元野良で保護しましたが、とても賢く、いたずらも一切しない、とても良い子でした。
手がかかった事などありませんでした。
犬ばかり飼っていた私にとって初めての猫で、猫の可愛いさを教えてくれた子です。

あれから4ヶ月経ちました。
去年の今頃はあの子が一年後にいないなんて考えてもいませんでした。
10歳を越えたであろう頃から健康診断も年に2回やっていて、健康管理もしているつもりだったのに。
選んだ病院がダメだった。
後悔しかありません。

私はもう50代。
もう一度猫と暮らしたい気持ちもあるけれど、みい以上の猫なといない。
次の子をきちんと愛せるか、みいと比べてしまうのではないか、ちゃんと最期まで面倒見れるのか考えるとなかなか踏み出せなくて、どんどん気持ちが沈んで行きました。
でも、みいが世界一なのは一生変わらない、亡くなった悲しみも忘れられないけれど、幸せだった日々も忘れられない。
やっぱり人生最後にもう一度だけ猫と暮らしたいと思うようになりました。
里親情報を見ながら、でも応募する勇気が出なくて、かわいいなと思うだけでいましたが、先日、突然この子だと思う子がいて、ものの数分で申し込みしました。
あっと言う間に話が決まり、トントン拍子に事が進みました。
一人暮らしなので、断られると思っていたから、自分でもビックリしています。
あまりにトントン拍子過ぎて、気持ちが追い付かないところですが、週末お迎えに行きます。

きっとみいが結んでくれた縁だと思い、来週からはみいと新しい子と暮らして頑張って行こうと思っています。

新しい子をお迎えしたいかたはそんなに迷わないでください。 思い切ってお迎えすることをおすすめしたいです。という言葉、大変勇気をもらいました。

ありがとうございました。

詳しく話してくださりありがとうございました。
記事が少しでもお役に立てたようでしたら嬉しいです。
先代との思い出が、明るく温かいものになることを心から願っています。

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