ペットロス克服へ~新しい子との出会いを準備するための5ステップ

幸せな時間を共有する女性と犬、ペットロスへの理解を深めるためのイメージ

本記事ではペットロス中の方が、新しい子との出会いを準備するための5つのステップをまとめております。

本記事の5ステップを理解することで、飼い主様の気持ちが新しい子を迎える準備が整うでしょう。

新しい子を迎えることは、ペットロスにとって一番の解決法だと、アイペット損保での調査でも証明されています。

「新しい子をお迎えしたい」「お迎えするには」と悩まれている方はぜひ本文をお読みください。

ペットロス克服のために新しい子を迎える心構え

癒やしを与える子犬たちのグループの画像、ペットロスを乗り越える助けに

ペットロスを克服するためのひとつに「新しい子を迎える」という方法があります。

新しい子は新たな家族として亡くなったペットの愛情を受け継ぐでしょう。

ただし、新しい子を迎える前には家族全員がしっかりした心構えを持つことが必要です。

寂しいからと、前の子の穴埋めのために勢いで新しい子を飼ってしまうことは、双方にとって良い結果を生まないことがあるからです。

新しい子に対しては、正しい心構えを持ち、準備万端でお迎えしましょう。

新しい子との出会いを準備する5ステップ

ペットロスを克服するために有効であった方法の第1位に「新しい子をお迎えする」という調査結果が出ています。

新しい子との出会いを準備するための5つのステップを以下でご紹介します。

ステップ1.先代のペットとの思い出を整理する

新しい子との出会いを準備するためにはまず、前のペットとの思い出を整理することが必要です。

前の子との思い出を全部捨てて忘れてしまうようにすることではなく、前の子と新しい子の「区別」をつけるためです。

例えば、「お気に入りのおもちゃなどは取っておく」「まだ使えるベッドやケージなどは新しい子のために再利用する」などです。

前の子のものを取捨選択していくことで、気持ちの整理も徐々についていきます。

新しい子に引き継がれるものがあることで、亡くなった子の愛情も十分感じることができるでしょう。

ステップ2.ペットロスの感情を理解し受け入れる

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自分が今ペットロスであることを理解し、その状態を受け入れましょう。

ペットロスと一言でいっても、人によって様々な症状や感情の乱れがあるはずです。

ご自身の現在の心理状態を考えながら、今新しい子をお迎えできる心構えができるのかをまず考えてみてください。

気持ちがまとまらないなら、まだその時期ではないと考えられます。

ペットロスの感情よりも新しい子をお迎えしたい気持ちが上回った時は、新しい子のお迎えを準備し始めるとよいでしょう。

ステップ3.先代ペットへの敬意を表しながら前に進む

先代ペットへの敬意を忘れないようにしましょう。

ご自身が一番おわかりのとおり、先代ペットは家族の一員だったことは間違いありません。

新しい子のお迎えの準備を始めたからといって、先代ペットへの愛情が薄れるわけではないはずです。

さらには、先代ペットは時間とともに良い思い出に変わっていくのが自然のなりゆきです。

しかし、今お迎えしようとしている子は、間違いなく先代ペットを可愛がっていたことがご縁で結びついています。

折に触れて家族で楽しく「前の子」の思い出話をすることも大切なことかもしれません。

ステップ4.新しい子との関係を築く

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お迎えする新しいペットとの関係性はゼロから築くことになります。

なぜなら、新しい子は先代ペットとはまったく別の子だからです。

同じ犬種や猫種だったとしても、性格や好きなことなどがまったく異なる場合が多いでしょう。

そのため、飼い主様は完全に新しい子を飼う準備をし直すことが大切です。

先代ペットの穴埋めのような気持ちでお迎えすることのないように、心の準備をしておきましょう。

ステップ5.新しいペットへの期待と現実

新しいペットへ何を期待するか、そして現実問題として先代ペットとはまったく別の子だということを改めて理解しましょう。

新しい子をお迎えする理由に、今後が少し気がかりなものが3つあります。

  • ペットがいない環境が辛い
  • 新しいペットを迎えたら、元の生活に戻れる期待
  • ペットロスに苦しむ自分を見かねて、周りから強くすすめられ、流されて飼うことを決めた

以上3つの理由からお迎えする場合は本当の意味で準備が整ったとは言えません。

ステップ4で書かせていただいた通り、新しいペットは先代ペットとはまったく別の子です。

勢いや周りにながされることなく、自分の意思でお迎えを決めて、新しい子をお迎えする準備をしましょう。

多頭飼いに伴う新しい子との関係性を考慮する

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多頭飼い中や先住ペットがいる場合、新しい子との関係性をしっかり考慮しながら慎重に選びましょう。

多頭や先住ペットがいる場合は、例えばもともと兄弟同士だった、年が近かった、一緒にいた年数が長かったなど、沢山の要素がかさなり、ペット同士の絆が深まっている場合が多いです。

もしそのうちの1人が居なくなった場合、「この子がかわいい」という理由だけで、急にポンっと群れの中に入れた場合、関係性が上手くいかない場合があります。

新たな子を選ぶ場合は相性もよく観察しながら、上手くいけると確信した後にお迎えの準備をしましょう。

新しい子を迎えてペットロスから立ち直る

前述通り、ペットロスで悩まれている方が立ち直るきっかけになった一番の対策法は「新しい子を迎える」です。

新しい子をお迎えすることで、良いことを3つあげます。

  • 新しい生きがいができる
  • 先代ペットへの後悔を新しいペットに返してあげられる
  • 以前と同じように前向きになれる

ペットロスが完全に消えるわけではありませんが、このようなポジティブな考えを持てることで、ペットロスとの「共存」が可能になります。

新しい子を愛せるだろうか?という不安について

ペットロスの感情が残っている状態で、新しい子を迎えることに、果たして新しい子を愛せるだろうか?という不安をお持ちの方もいらっしゃると思います。

個人的な経験からお話させていただきますと、我が家は3年という月日を経て新しい子をお迎えしたせいか、最初からすんなりと家族として迎え、愛情をかけることが出来ました。

もちろん先代ペットへの気持ちや記憶は残っていましたが、特に比べることなく、家族で可愛がっています。

しっかり心の準備をして納得した上で、この子にしようとお迎えした子であれば、十分愛情を注いでいけるでしょう。

まとめ

カップルが愛犬と楽しい時間を過ごしている画像

新しい子との出会いを準備するための5ステップを中心にお話させていただきました。

ステップは以下の通りです。

  • ステップ1: 先代のペットとの思い出を整理する
  • ステップ2: ペットロスの感情を理解し受け入れる
  • ステップ3: 先代ペットへの敬意を表しながら前に進む
  • ステップ4: 新しいペットとの関係を築く
  • ステップ5: 新しいペットへの期待と現実をしっかり把握する

ペットロスを抱えながらも前に進むために新しい子を迎えることは、先代ペットに対する遠慮もあり、難しいと思われる方も多いかと思います。

しかし、時期に関係なく、新しいペットをお迎えする気持ちが固まったときがお迎え時と思ってください。

そして、先代ペットにできなかったことをぜひ、新しい子に沢山してあげてください。

きっと新たな暖かい家族が築けるはずです。

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