飼い主:しょーこさん(30代・女性)
ペット:ラブラドール♂
飼育期間:13年2ヶ月
ペットロス期間:7ヶ月
目次
ペットとの出会いと、一緒に過ごしたかけがえのない時間について教えてください。
ラッキーとの出会いは、父が連れてきたことがきっかけでした。
廃業予定のペットショップへ行ったとき、ラッキーと出会いました。貰い手は他にもいましたが、番犬にするだけ。それは可哀想と父が引き取ってきたそうです。
家へ来たときは怯えて狭い所で丸くなっていましたが、日が経つにつれてラブラドールの本領発揮です。破壊、喜びの舞、ご飯を取ろうとするなど。
家からは海が近く、よく家族で散歩へ行きますが、ラブラドールなのに海で泳げなくて。
なぜか湯船なら浸かれてお風呂が大好きな子でした。 夏は海へ、家でバーベキュー、キャンプなどしました。
ペットを亡くしたとき、どのような感情が湧き上がりましたか?
8歳ごろから腫瘍ができましたが、獣医師からあまり検査を勧められなかったのでずっと経過観察でした。
次第に容態が悪化し、最後は酸素吸入し点滴もしていましたが私に抱っこされ息を引き取りました。
亡くなるまで本当に頑張りました。もって1週間と言われてから1ヶ月ほど生きれました。
愛犬が亡くなって寂しい反面、酸素もして苦しそうだったこともあり「ゆっくり休んでね」と思いました。
あの腫瘍が見つかった時にしっかり検査しておけばと自分を責めました。
悲しみと向き合い、乗り越える過程で特に役立ったことは何ですか?
ラッキーは病気だったこともあり、次の日のお昼には火葬しました。
私はその間ひと時も離れず、ラッキーを撫で思い出話しをし棺に入れる手紙を書きました。
「虹の橋を渡ったらサイン送ってね」と。
火葬中に空を見上げると、そこには虹がかかっていました。それはラッキーがくれたサインだったと今でも思っています。
その日から、朝目覚め「あ!ご飯」と思ってもラッキーの姿はないのです。
「もっといろんな所連れて行きたかった」「病気させなければ」と後悔がこみ上げました。
ラッキーがいない悲しみを乗り越えるために必要だったのは「時間」でした。
そして、次の愛犬が悲しみを乗り越えさせてくれました。
ペットロスの経験を通じて、あなた自身について何を学びましたか?
色々な場所へ一緒に行くようになりました。
「大好き」「かわいいね」など思いを言葉にして伝えるようにもなりました。
何気ない日常や仕事であったことを話したり、ハグしたりと愛情表現を言葉だけでなく行動でも示すようになりました。
「あの時これやっておけば」「一緒にあの場所へ行きたかった」と後悔しないよう、すぐに行動するようになりました。
それはラッキーから教えてもらったことで、今の愛犬との暮らしに活かしています。
ペットを亡くして悩んでいる読者に向けて、伝えたいメッセージはありますか?
毎日思い出しては泣いて、愛したペットがいないことで寂しくなると思います。
私もそうでした。仕事をする気もなくなるほどでした。
しかしその悲しみはいつか「あの時楽しかったな」と思い出に変わります。
その悲しみが思い出に変わるまでは時間がかかると思います。
悲しい時こそたくさん泣いてください。その涙は徐々に思い出と変化していくので焦らずに。
ペットとの思い出を振り返ってください。
ペットはあなたとまた会える日まで待っています。あなたもまた会える日まで人生を楽しんでください。
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ものすごく気持ちがわかります。
私もあの時早く病院に行っておけば…
後悔しかなかったです。毎日泣いていました。
ワンチャンから学ぶこともたくさんありますよね。今はまだペットを迎えるのは気持ちが落ち着いていないですが、いずれ新しいワンチャンを迎え入れることがあれば同じことを繰り返さないようにしたいです。
コメントありがとうございます。
ペットから学ぶことは本当に多いですよね。
新しい子を迎えるときには、そのご経験を生かして素敵な関係を築けることを願っています。
またいつでも気持ちを吐き出しにいらしてくださいね。
なんだかジーンとしてしまいます。
この方は精一杯明るく振る舞ってる気もするんですが、キチンと前の子から学んで今の子に生かせるのもすごいなと思いました。
私はペットロスから立ち直るまでに時間もかかりましたし、周りに当たってしまったりして気持ちの整理がつきませんでした。
この方のように前を見ないといけないなと気づかされました。
コメントありがとうございます。
私も気持ちをぶつける先がなく、周りに当たってしまっていたので、お気持ち本当によくわかります。
決してご無理なさらないでくださいね。
またいらしてくださると嬉しいです。