【ペットロス体験談】今でも似たような子を見ると、その子に向けて名前をつぶやいてしまいます。

ペットロス体験談寄稿者Aさんの故愛猫写真

飼い主:Aさん(50代・女性)

ペット:ぴーちゃん(ロシアンブルー)

飼育期間:約16年

ペットロス期間:3年

ペットとの出会いと、一緒に過ごしたかけがえのない時間について教えてください。

ぴーちゃんを迎えた当時はその激しさとやんちゃぶりに飼ったことを早速後悔したのを覚えています。

勝手に連れてきておいて、飼い主失格ですね。

冬だったこともあり、1日中寂しがって鳴くあの子をずっと抱きしめていたのを覚えています。

大人になったぴーちゃんは普段は人に近寄らず、しかし視界に入るところには必ずいるという子でした。

今考えると、それがあの子の愛情表現だったのではないかと思っています。

夜になるとベッドにすっと入ってきて、ゴロゴロ喉を鳴らすあの子が可愛くて仕方ありませんでした。

ペットを亡くしたとき、どのような感情が湧き上がりましたか?

ぴーちゃんの様子がおかしいと気付き、紹介された大きな病院で告げられた「余命3週間」

16歳でしたが、老衰ではなく病気でした。

帰りの車内でぴーちゃんを後ろに乗せながら、大泣きして帰ったことをいまでもハッキリ覚えています。

「ウソだ」「そんなはずない」「預けた病院はなぜ気付かなかったの?」「おかしいよ!」

悲しみと怒り、ショックが一気に押し寄せてきました。

ぴーちゃんは大学病院で亡くなりました。

大きな悲しみと、病院のケージの中で死なせてしまった後悔が私を苦しめました。

悲しみと向き合い、乗り越える過程で特に役立ったことは何ですか?

ペットロス体験談寄稿者Aさんの上半身
Aさん

ぴーちゃんが火葬されるまで2日間くらいあり、十分お別れの時間があったことで落ち着きを取り戻しました。

しかし、いつも一緒に寝ているはずのぴーちゃんはいません。

そのうち度々声や姿が見えたような気になりました。

さらに「健康のためだと思いおやつをあげなかった」「病院で死なせてしまった」などという後悔が私を苦しめました。

私にとってペットロスに役立ったのは「時間」です。

そして、次に迎えた犬が救ってくれました。

ペットロスの経験を通じて、あなた自身について何を学びましたか?

ぴーちゃんを通して、次の子には最初からとにかく「可愛いね」「大好きだよ」という言葉を口にするようになりました。

そして十分愛情を注ぐようにしています。

ぴーちゃんに十分な愛情表現をせず、私の愛情が伝わってなかったのではないか、ということが後悔のひとつだからです。

「思ったことは口にしよう」「後悔しないように」

ぴーちゃんが教えてくれました。

ペットを亡くして悩んでいる読者に向けて、伝えたいメッセージはありますか?

今ペットロスで苦しんでいる方へ私から言えることは、時間が経てば、その苦しい気持ちも和らぐということです。

私は正直今でもぴーちゃんと似たような子がいると、その子に向けて名前をつぶやいてしまいます。

そして当時の後悔の念もフラッシュバックすることがあります。

ですが、私たちは今をできるだけ楽しく生きなければ、と思っています。

亡くなった子たちにはいつか逢えます。

もし後悔の念があれば、その時に謝れば大丈夫!と信じて、前向きに今を生きて欲しいです。

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